胸焼けの原因
~逆流性食道炎について~
胸焼けの最も多い原因である、逆流性食道炎についてです。
逆流性食道炎では、以下のように様々な症状としてあらわれる可能性があります。
- 胸焼け
- 胸がヒリヒリする
- つかえ感
- のどが詰まったような感じ
- のどの不快感
- 胃の痛み
- げっぷ
- 夜間に多い咳
逆流性食道炎と“非びらん性胃食道逆流症”
(NERD:non-erosive reflux disease)
逆流性食道炎は胃カメラ検査により診断されます。
食道粘膜の障害の程度により、重症度が6段階に分類されることが一般的ですが、この程度と自覚症状は必ずしも一致しないことが多くあります。
近年では、胃カメラ検査で食道粘膜に異常がない“非びらん性”の逆流性食道炎(NERD:non-erosive reflux disease)の概念が確立されています。
このNERDは次のような方に多いとされます。
- 痩せ型(低体重)
- 女性
- 胃カメラ検査で食道裂孔ヘルニア合併が少ない
- 酸分泌抑制薬の効果が低い
このような方は、食道の知覚過敏や酸以外の逆流、運動機能障害などの原因があると考えられています。治療としては、胃カメラ検査による診断から、酸分泌抑制薬だけではなく消化管運動機能改善薬、生活習慣の改善などさまざまなアプローチが必要となってきます。上記症状のあるかたは一度、当院へご相談ください。
当院の内視鏡検査
当院では専門医により高精度の胃カメラ検査を行っています。
上記のような症状のあるかたは一度ご相談ください。