胸焼けの原因
〜好酸球性食道炎について〜
好酸球性食道炎とは
好酸球性食道炎とは、食べ物や薬剤によるアレルギー反応により食道に炎症をひきおこす疾患です。食道のみに症状や胃カメラ所見があるものを好酸球性食道炎、その他の消化管に所見や症状がでるものを好酸球性胃腸症と区別しています。
逆流性食道炎と同じように、胸焼け、つかえ感、胸痛などの症状が主となりますが、健診などで偶然発見されることも多く認めます。
好酸球性食道炎の診断
アレルギー反応ですので、子供から大人まで幅広い年齢で発症を認め、男性やもともと喘息やアトピー性皮膚炎などのアレルギー疾患を持っている方に多く認めます。
胃カメラ検査で特徴的な所見を示し、組織検査(病理検査)にて、好酸球というアレルギー性の炎症をひきおこす細胞が多く認められます。
好酸球性食道炎の治療
治療としてはアレルゲンの除去が有用ですが、特定することが難しく薬物療法がまず行われます。逆流性食道炎などに用いられる酸分泌抑制薬を使用し無効である場合はステロイド局所治療が行われます。
当院の内視鏡検査
当院では専門医により高精度の胃カメラ検査を行っています。
上記のような症状のあるかたは一度ご相談ください。